家族と世界旅に出ると決めて、
新年にFacebookに投稿し、
真っ先に「うちにおいで!」
と呼んでくれたのが、
ノルウェー在住のアンダースとマリアン夫妻。
数年前に、彼らが自身の子ども達とともに
オーストラリア旅行をしている時に出会い、
以後はSNSで交流が続いていた。
ノルウェーの首都オスロから数駅先に住む夫妻。
夫のアンダースさんは、
会社員であるとともに日本でいう
サッカーのJリーグにあたる
ノルウェーサッカーの審判も行なっている。
妻のマリアンさんは、
システムエンジニアとして働いている。
今年10歳で、この8月中旬から
ノルウェーの小学校5年生になる
娘・エマさんの学校のことについて尋ねた。
ノルウェーでの義務教育は、
1年生から10年生まで。
小学校は1年生から7年生まであり、
中学校が8年生から10年生まで、
高校が1年生から3年生まである。
公立学校のあり方やカリキュラムは、
全国で統一されている。
5年生のエマさんが今年学ぶのは、
国語にあたるノルウェー語や算数、理科、社会、
英語、体育、音楽、英語、美術、
そして食育と健康(food and health education) と
呼ばれる科目だ。
食育と健康という科目が珍しく、
何を学ぶのかと聞くと、
どのように料理をするのかを学び始めるらしいので、
家庭科に似ているのかもしれない。
学校は小学校から大学までの間、
基本的に授業料は無料で、
大学の専攻によっては少しの徴収がある場合もあるそうだ。
日本のような入試という制度はない。
ただし、学内の成績が進学先に影響する。
日本には入試があるんだよ、幼稚園からお受験して
入学することもあるんだよと伝えると、絶句された。
そりゃ、そうだ。
小学校6年間の頑張りや中学校3年間の頑張りを
たった1日、いえ1人を見ている時間に換算したら
いったいどれくらいなんだろう、という
時間で判断されるのが入試なのだ。
その時間内に、自分を発揮しないといけない。
なんというプレッシャー。
ノルウェーの学年の始まりは、8月の中旬で、
9月の終わりから10月の頭に1週間のお休みがあり、
その後、クリスマス前までが、一つの区切り。
そして、次の学期が、
年明けから6月後半まで。
その間に、3月から4月にイースターの休暇がある。
エマさんの学校が始まったら、
ぜひ学校訪問をしてみてねと勧めてくれたマリアンさん。
旅の楽しみが増えました。
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